■入院医療費保証サービス「ナップメディカル」ウェビナー開催 ~医療費未収金問題は解決!?~
元東大病院事務部長・現国立大学病院長会議理事の塩﨑英司氏をお招きし、当社常務取締役の田邊裕典とエム・シー・ヘルスケア社(MCH)のコトセラウェビナー上で対談を行いました。司会は日本医療企画PHASE3編集長の八木一平氏にご協力いただき、入院医療費保証サービス「ナップメディカル」の過去から現在そして未来について語って頂きました。また視聴者からの質問が多かったこともあり、多少予定時間を過ぎてしまいましたが、この商品の必要性を実感しウェビナーを無事終えることができました。関係者の皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
さて、今回の裏話のようなものになってしまいますが、2023年末に塩﨑氏にウェビナー出演のご承諾をいただき、本格的に動き出したプロジェクトは、年明け早々のミーティングで内容が決まり、その後2回の打ち合わせを経て本番を迎える事が出来ました。まずは配信日やリハーサルの日程を取り決め、告知用文書やシナリオの作成、会場での映像や音声の確認、代理店への周知など一か月の間になんとか詰め込むことができました。
私はプロデューサーとしての役割で参加させて頂き、スケジュール調整や花瓶などの小道具の調達から映像の確認やシナリオの作成、特に対談ですので進行のみシナリオ作成し、作りこみすぎないよう神経をつかいました。リアリティを追求するため出演者様の生の声で語ってほしいと思っていたからです。会場では複数のカメラが回り、照明が演者を照らし出す反対側で腕組みをしながら眉間にしわを寄せる・・・その気になっているみたいです。普段の仕事においても同じような役回りで「縁の下の力持ち」的な立ち位置が好きみたいです。
■企画の主旨
今回のウェビナーを企画した理由はインパクトのある企画で病院には欠かせないサービスとなりうる「ナップメディカル」というサービスを生みの親とも言える塩崎英司氏に私たちの代弁者になっていただき、語って頂きたいという思いでした。
人間は誰しも「変化に対する抵抗感」があり現状維持を望む傾向があると言われておりますが、変化を受け入れるのは、自分にとってメリットがあることが明確な場合と現状に大きな不安や不満がある場合で、そういう状況でなければ変化を受け入れることは多くはありません。私自身もそうですが、長らくガラケーを愛用しスマホへの切り替えは遅い方でした。それもAndroidです…。
当社の入院医療費保証サービス「ナップメディカル」は未収金対策として病院経営層には高い評価をいただきますが、現場のスタッフの方々にとっては「変化に対する抵抗感」を誘発するやっかいな存在に映るようで、高い評価とは言い難いことが多々あります。督促・回収業務は大幅に軽減されることになりますが、保証を患者に案内する業務が新たに発生してしまい、負担になるという意見です。以前のコラムにも書きましたが、病院は日々多くの患者さんが来院されその対応はとても大変だということは私も重々承知しています。けれども病院経営をマクロ的視点で見てみると、未収金問題は病院経営にとって重要な課題で現状維持でいいはずはありません。ウェビナーで塩﨑氏のコメントを抜粋させて頂きますと…
「病院にはたくさんの部門や人がいて、それぞれの仕事をしているが部分最適ではなく全体最適を目指すべきだ。」
という言葉を頂きましたが、変化を受け入れ折り合いをつける事で現場もより良くなっていくという正に私たちの気持ちを代弁していただいたと思っています。
■病院の2025年問題
もう来年のことですが後期高齢者が全人口の四分の一を占めるという超高齢化社会が目前です。高齢者の増加は患者の増加につながり、行政の社会保障費負担も増大し財政を圧迫します。それによって医療に関わる施策の縮小もあり得ますし、必要な医療従事者の確保は進まず対処するためにはコストがかかります。そのコストを新たに確保するのではなく収益化できていない未収金を収益化するというのが入院医療費保証サービス「ナップメディカル」であり、未収金問題を解決することが病院とナップメディカルのミッションであると考えています。このように、全ての人にとってプラスになるナップメディカルは「取り入れない理由がない」と塩崎氏に太鼓判を押して頂いたウェビナーでもあると思います。また私達の商品に対する自信にもなり、今後このサービスが多くの病院に導入され未収金問題がクリアになる事を願っています。近く、本ウェビナーの動画がPin nap mediaにて公開されますので、まだご覧になっていない方には是非見て頂きたいと思います。